ゴルゴーン Gorgon

邪視の精

 ギリシア・ローマ神話に登場する三人の女怪をゴルゴーンという。それぞれメドゥーサ、エウリュアレー、ステンノーと呼ばれ、蛇の髪の毛と翼を持ち、その顔を見た者は石と化してしまう。エウリュアレーとステンノーは不死身であったが、メドゥーサだけは可死であった。このためペルセウスに討ち取られたことで有名だが、メドゥーサは本来、海神ポセイドンの寵愛も受けていた非常に美しい少女で、彼の妻アンピリトーテーの嫉妬のためにこのような醜い化け物に変えられたという経歴がある。
 フレッド・ゲティングスによれば、ゴルゴーンの頭を持つ像は数多く存在し、魔術の実践に使用されるデーモン像として人気が高かったという。




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フレッド・ゲティングス 悪魔の辞典 大瀧啓裕訳 東京・青土社 1992.
フレッド・ゲティングス オカルトの辞典 松田幸雄訳 東京・青土社 1993.
呉 茂一 ギリシア神話 東京・新潮社 1969.